教室で生徒さんからお話を聞くと面白い事が多いいです。
女性の方での質問があったのは、私は、戦う事が嫌いです。
だから先生のお考えが伺いたい。先生は、戦うために太極拳をされて指導していらっしゃるならついていけません。というご質問でした。
私は、誰とも戦いたくないです。自分の中で調和を目指していて、楊名時太極拳は、和平を願うもの。そんな風にをお答えしたと思います。
次に男性の生徒さんが、先生戦いですよね。という質問。
僕は、3000人の敵と戦うイメージで動いています。それなのに後半眠気が出て来て、
戦えなくなるのが悔しい。僕は、戦います。というお話で、さらに面白いのが、
昨日、あまりにゆっくり動くから、皆さんが戦いだとわからないんじゃないかなと思うんです。稽古の時にいつもの3倍ぐらい早く動いてみるというのをやってみると良いんじゃないかと思うのですが、とおっしゃって、やってみましょうよと言っていました。
これにも大笑い。
そんな質問が来るので、ちょっと虚空と戦うと言う話をはじめました。
虚であり空であるものに意識を向けて、大宇宙を相手に虚空を相手に舞っているのだと。
必ず方向性は整えていかないと乱れてしまうから、その空の相手のイメージを持って
最終的に呼吸と心と動きを一致させて動いていきたい。
誰と比べたり戦ったりするものでもなく、自分の中での調和を感じて左右の手、
歩幅、自分のベストの形がどうなのか、無理していないか?常にそんなことを自分に問いかけている。
みんなそれぞれ相反する考え方があるものだと最近笑ったお話しでした。