言葉と虚空へ

コミニュケーションを取るとき、相手に自分のいう事を理解してもらいたいと思うとき、相手の考えを理解しようと聞くとき、ただの何気ない会話、いずれにしても言葉がわからないとなかなか伝わらないと思う。

 

だから日本語が共通の言語なのだから、沢山話したりする。

 

だけれど、私は、言語を文字にすることも苦手だと感じている。

そして語彙が乏しい。

 

谷川俊太郎さんの詩を読んだとき、何かその答え合わせのように気持ちが溶けてしまい心が軽くなった。

 

言葉が有る。言葉が無い。

 

本の帯に有ると無いが空に溶けている

 

と書いてある。

 

虚空へ

 

そういえば、師範審査に行った生徒さんが、審査の中で私の動作の言葉が頭をめぐり、

安心して審査が受けられたと言われた。

私の声は無い。でもそこに私が有った。

 

有る無いは、やはり表裏一体なのだと思った。

陰陽虚実。

 

どんな時にも相反する言葉にも耳を傾けて、虚空の世界を導き楽しみたい。